乳嫌いとシリカゲル

碌でもない事しか言わないよ!

人殺しの夜

人を殺した夜はどんな気持ちで過ごすだろう

嫌な人間を殺してスカッとした気分になる

まだ見ぬ警察への恐怖

更なる殺人への渇望

やりたいことがやれる充実感

いざ、我に返って後悔する

一時的な安堵

母体へと帰る包容感

その他諸々沢山あるだろうが一概に言えることがある

 

無だ

 

人殺しはとても強い目標になる

倫理観や法律、周囲の目が妨げになるからね

しかしながら逆にとても簡単に達成できるものでもある

人を殺せばいいだけなんだから

全人類を圧倒させる発明をするわけでも

オリンピックで優勝するわけでも

最果ての海を目指してひたすらに遠征を続けるわけでも無い

ただ人を殺すだけ

障壁は全て心の問題であり、最初から壊れてる奴もいる

 

 

とても大きな目標なのにとても簡単

これは達成感なんてものは産まない

あるのは心労とただの無だけ

 

 

人殺しは癖になる

1度外れた倫理観は元に戻せない

どんな事象もどんな困難も人を殺して解決する事を覚えてしまう

口封じ、金、愛

人を殺す理由なんて幾らでもある

そして、殺人鬼の中で、人殺しが普遍的な物になった時

そこにあるのは無だけだろう

だから人殺しを志す者たちよ

人を殺してはならない

 

 

 

ま、人なんて殺したことないんやけどな